秋田大会に参加して【白神5大館分科会】       
テーマ「作りましょ、食べましょ、秋田のうめもの」
木の会 中山 哲 

秋田写真-奥入瀬


秋田へ入ったのは大会前日の8月27日で気温は26℃と、とても涼しくてすごしやすい気候でした。その日は秋田市で宿をとり、翌日集合場所である大館市へ向かいました。大館市は約6万人の人口と聞いていたのですが、秋田市とは異なり駅前は昔へタイムスリップをしたような感じの雰囲気でした。繁華街は町の南の方角へ発展していて駅周辺は昔のような状態が残っているということで、全国的に車で利用しやすい郊外に大型スーパー等が発展するような状況ですが、大館市も例外ではないといった感じでした。
研修初日の大館市はあいにくの天気でバスの中から市内を見てまわりました。バスの中では大館市を中心とした周辺市町村のみなさんによる手作りのガイドで、最初は緊張のせいもあってか頼りない感じの案内でしたが、次第に和気藹々とした研修になり、大館や周辺地域の概要や秋田弁を教わりました。コースの中には樹海ドームという秋田杉で作られたドーム(木造世界最大級のドーム17,000人収容)や明治43年に小坂鉱山の厚生施設として建てられた日本最古の現役木造芝居小屋である康楽館(平成14年に国重要文化財として指定)、さらには大湯ストーンサークル(縄文時代後期の史跡で国指定特別史跡)と様々な時代の施設・史跡がコースに組み込まれていてタイムトラベルをしている気分に浸ることが出来ました。またバスの中では「鹿角民話・伝説の会」会員・阿部さんによる秋田弁での昔話を聞きながら体験学習の施設に向かいました。
体験学習を行う比内町は、鹿児島の薩摩鶏や愛知の名古屋コーチンと並ぶ日本三大美味鶏のひとつである比内鶏の産地です。比内鶏は天然記念物なので食べることが出来ないことから、比内鶏の雄とアメリカ原産のロードアイランドレッドの雌とをかけ合わせて一代交配種を生産し、食用の"比内地鶏"(比内鶏と味が近いということから雌のみが食用とされています。)を生産、全国に流通しています。移動中に感じたことは、この"比内地鶏"を比内町だけではなく、周辺の市町村みんなが名産ということで関連商品の販売に取り組んでいるということです。特産品をブランド化するということが今日よく行われている中、1市町村だけではなく周辺地域で取り組む姿は学ぶべきところがありました。
体験学習の会場に到着すると大館曲げわっぱ太鼓の演奏が出迎えてくれ、山にこだまする太鼓の音には神秘的な雰囲気で感動しました。そこでは"きりたんぽ作り"を体験することになっていたのですが、名前は知っていても実物を見たことがなかったので指導を受けながらなんとかうまく作ることが出来ました。串にさした状態のものを"たんぽ"というそうで、それを切って"きりたんぽ"というそうです。そのきりたんぽ鍋と比内地鶏に舌鼓を打ちながら全国各地の皆さんといろいろな情報交換を行いました。その交流会では沖縄からきたということで大変な人気者になり、"ちゅらさん"の話や沖縄の食べ物や芸能等の話で盛り上がりました。その後、各地の歌を披露することになったのですが、ろくに歌も歌えるわけでもなく、同行している後輩に安里屋ユンタを歌ってもらいました。その後もゆびぶえを教えてくれとか沖縄の三味線を購入して周辺の方々に指導をしている人の話を聞き、沖縄のことに関して勉強不足であることに気づかされました。私は今回の研修で“芸は身を助ける”ということと楽しいまちづくりをするには、“地域の連携”や“伝統芸能”等のソフト面が大切であるということを学びました。
角左

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