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わんからや〜新聞
9月6日(土)
ゆいレールに思いを寄せて第3週 ゆたかはじめVS高江洲義公
開通初日の県庁駅
Tama 私も実際に「ゆいレール」に乗ってみまして、あんな高いところから那覇の街を 見ることが出来るんだと、新しい視点ができたと感じました。いかがでしょう?
Hajime もっと大事なことは、車に乗っている人がどうやって皆の乗り物である「ゆいレール」に気持ちを切り替えていくか、ということなんです。それが今の沖縄に欠けているんです。それがモノレールというものが走ることによって、機会ができた。それでもハンドル握って車で走っていたら、これ一本走ったからといって渋滞が減るとか何でもないんです。そうじゃなくて、こどもさん連れで出かけるにしても、シートベルトをしめなくてもよい。駐車場の場所や時間を心配しないで買物や食事が出来る。一旦降りて、ふたつ先の駅から乗ることもできる。行動半径が広がるんです。
そういうみんなの乗り物を使って街の中に来るという気持ちを、みなさんがどれだけ持ってくれるか、そこが問題なんです。そういうので、景色が美しいというのはひとつのポイントになりますが、むしろ、気持ちをどうやって変えるかが大事なんです。それをモノレールがきっかけを作ってくれた。だから、面白くなきゃ駄目なんです。

Tama

人を惹きつけるためには・・・。
Hajime
そう!ゆいレールは便利さを遥かに上回る面白さを持っている。だから、「これはいけるな」と私は思ってきたんです。
 
トーカチクース祭が首里駅前で行われました 対談の様子
Tama 未来の交通システムに向けて、県民が認識を変えるよいきっかけになるかもしれない。
Hajime そういう意味で県民が気持ちを切り替えるということで、私は、「730の交通方法変更」以来の大きな交通革命だと思っています。だって、明治政府が明治のちょんまげのなかで最初にやったことは何ですか?鉄道を引くことですよ。明治政府が明治5年に鉄道を引いたのは、文明開化の最初の仕事としてそれをやったんです。変なものが入ってきたのに日本の人たちは、ちゃんと気持ちを切り替えて文明開化をしているんですよ。それに比べれば、今のモノレールはたいしたことはないですよ。「810の革新」、それくらいの気持ちをみなさんに持ってもらう。そりゃ、車って便利かもしれないけれど、便利さにかげりが見えてきている。それにこれからの21世紀、排気ガスの問題があるし、これ以上、車が増えたら、この狭い島にあふれてしまいます。そろそろ、交通というものを考えておかなければならないところに来ています。丁度、いい時期じゃないですか?
もっと伸ばしてもらわなくちゃ不便だ、自分達の町にもモノレールを引いていきたい、という声が出ているじゃない?
Tama  私も沖縄市に住んでいるんですが、そう思います。「今、モノレールを沖縄市まで引いてくれないかな」と。
Hajime 今、引いたって、今のままでは、ハンドルからモノレールに乗り換えてはくれません。公共交通に乗り換えるという気持ちになってはじめて、コザまで引いてくれとか、自分達の町まで引いてくれというのは、迫力をもってくる。ハンドルを握ったままで、コザまで伸びないから乗らないという人は、仮にコザまで引いても乗らない。
それよりも、モノレールを使いこなして、みんながその気持ちになってはじめて、伸ばすのはどうか、伸ばすにはどんな鉄道がよいか、あるいは路面電車をどう組み合わせるか、ということが生きてきます。使いこなせない前にそんなことを言ったって迫力がないんです。
Tama 要求するだけでは・・・。
Hajime
ゆたかはじめさん そう、そう。仮にモノレールが失敗して宝の持ち腐れになると、将来の交通も駄目になるでしょう。モノレールが成功すれば、将来の交通につながるでしょう。だから、モノレールを大事にしなくてはならない。せっかく、30年の歳月をかけて作ってきたものを無駄にしたら、勿体無いですよ。
Tama 本当にそうですね。
Hajime そのためには、モノレールをみんなが使いこなす。、沖縄市の皆さんは公共の乗り物で古島までやってきて、モノレールに乗り換えればいい。那覇中、自由に拘束なく楽しめます。仕事もできる。そして帰りの駅から古島まで行って、そこからバスに乗って、最寄のバス停で降りればいい。近くの方は歩く。遠くの方は自転車、公共のバスを使う。バスを大事に
使う。これは 今までないです。
バスはバスで出番がある。バスとモノレールは敵になっちゃいけない。一緒に交通というものを考えなくてはならない。今は逆になっている。なんか、こう、ギスギスしている。情けないなぁ、と思う。そんなところにモノレールを先に延ばせなんて、話にならない。

<次号へ続く>

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